独立の際に必要な3つのスキル

システムエンジニアが独立する際には、コミュニケーション能力が役立ちます。システムエンジニアの仕事は開発だけだと思っている人もいますが、仕事を完遂するためにはコミュニケーションが重要です。どのような仕事なのかを正確に把握するには、クライアントと上手くコミュニケーションを取り、成果物についての細かい指示を受ける必要があります。途中経過を報告しなくてもいい仕事は、クライアントのチェックを途中で受けることができません。最後まで勘違いをしたまま、成果物を納品してしまう可能性もあるのです。

また、交渉力も身につけておくと役立つスキルといえます。システムエンジニアがフリーランスとして稼ぐときは、単価を交渉するケースが少なくありません。初めて仕事をする相手に自分のスキルをアピールして単価を交渉するには、交渉力が重要になります。さらに、携わる案件に対して、自分の受け持つ業務内容も交渉で決まる場合があります。自分の得意分野だけを受け持つには、話し合いによってクライアントと範囲を決める必要があるのです。

他には、人間関係を上手く築くスキルも必須です。人間関係を上手く築けなければ、どんなに優秀なシステムエンジニアでも独立して成功する可能性は少ないでしょう。クライアントや一緒に仕事をする仲間と上手く関係が築けなければ、仕事がなくなってしまうかもしれません。逆に、人間関係が上手く築ければ、次回以降も同じクライアントから仕事をもらえる確率が高くなります。